ロゴ 第9回揉捻-1
『新しい時代の揉捻』
お茶街道


9-5.揉捻工程のまとめ

shiba

ここで揉捻の適正な操作についてまとめておきましょう。

 


揉捻のまとめ  
1.投入量は棹が水平よりやや下。みる芽は多く、硬葉は少なく。
2.おもりの位置は、みる芽は軽く、硬葉は重く。
3.揉捻時間はみる芽は長く、硬葉は短く。
4.時間とおもりは粗揉葉を見極めて設定。
5.茶葉の各部が同じ色になるまでしっかり揉む。


shiba

問題が起こったら、原因と対策を考えましょう。

 

こんな現象が起こったら

原因
揉捻盤がグシャつく 1.粗揉を早く出しすぎた
2.加圧が強すぎる
葉切れがする 1.加圧が強すぎる
2.粗揉機の遅出し
3.揉盤、ヒルに茶渋が付着している
団子になり、全体の動きが悪い 1.投入量が多すぎる
2.粗揉機での上乾きや遅出し
3.加圧が軽すぎる
ヒルに茶渋がつく 1.ムラ蒸し
2.粗揉機の上乾き
3.粗揉機の遅出し

 

 

 

いかがでしたか。
次は中揉工程をおしえていただきましょう。
『中揉工程の総論と中揉み』です。

 

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