基本編ロゴ[造成]8.茶園づくり


管理道の整備

◆D017.畦の長さと作業性

畦の長さが短いと摘採や管理のときに旋回が多く作業性が悪くなります。しかし、可搬型摘採機の場合は一度に収容できる生葉が20kg程度で、あまり長くすると運搬の作業性が悪くなりますから、間に管理道を設置した方がいいです。畦間が長い方が旋回が少なくなり効率良く作業できますが、生葉搬出の作業場所と農道を確保して整備しなければなりません。また摘採だけでなく、施肥や深耕、防除など茶園管理作業を総合的に見て、人員と機械の能力から作業を想定し効率よい整備を設計する必要があります。


縦の換地の弊害
テラス式

◆D018.山間地茶園は等高長辺またはテラス式に

山間地の茶園では、等高線に横長になるよう茶園を造成する「等高長辺」が作業効率がよくなります。しかし、集団開墾の場合は造成終了後の換地で平等にする必要から、等高長辺のほ場を造成することは難しくなります。いずれにしても今後集団茶園を造成する場合は、機械化を前提にした造成工法を優先し、作業効率のよい造成を行って生産性を高める方向で実施してください。また、資本をかけた茶園造成が可能な場合は、テラス式工法が主流となっています。


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