基本編ロゴ[幼木]2.育苗

◆Y004.土壌消毒の仕方

育苗において注意しなければいけないことは、苗の発根時に発生する苗根腐れ病です。そのため、挿し木する4週間前までに育苗土の土壌消毒を行います。育苗土に30cm間隔で深さ約10cmの穴を千鳥にあけて、1穴当り5mlの薬剤を注入して穴を塞ぎます(*)。その上からポリエチレンフィルム等で覆いをし、1〜2週間放置します。その後、1〜2回耕うんして完全にガス抜きを行ってから挿し木床をつくるのに使います。

*土壌消毒剤の種類によって異なります。薬剤の表記に従ってください。


ビニール被覆挿し ◆Y005.ビニール被覆の仕方

ビニール被覆挿しの場合は主に秋挿しが多く、9月〜10月が挿し木の適期ですが6月にも使います。秋挿しの場合は、挿し穂も二〜三番茶の枝から取ります。 普通挿しと同様の挿し木床をつくり、挿し木後十分に潅水してから、挿し床に高さ40〜50cmのトンネル被覆をします。このとき、挿し木床を気密にするため、ビニールの裾部を地中に埋めるようにします。さらに、挿し穂の葉焼けを防ぐために、その上から遮光率75〜80%の覆いをかけます。

寒冷紗はビニールとの間隔をあけて掛けた方が、トンネル内の昇温を防ぎ活着率が高くなります。


ロゴ
 
 木村塾TOP 木村先生プロフィール 基本編もくじ  

お気軽にご意見ご感想をお寄せください。

お茶街道文化会
主催:カワサキ機工株式会社

ochakaido@ochakaido.com