基本編ロゴ[生理生態]20.樹体温


樹体温◆C033.樹体温とは?

冬の樹体温は、物体から熱を奪う放射冷却のため外気よりも低いものです。気象予報で発表される気温は百葉箱の高さ(120cm)の気温であり、冬の外気は輻射熱や放射熱によって高くなっていますから、茶樹の高さでは冷気がたまって外気温よりも何度か低い場合があります。また株の中にある葉は、地熱の放射や他の葉に被覆されているためそれほど低くありません。

夏の樹体温は、冬と逆転して外気よりもさらに上昇しています。

夏冬どちらにしても、空気が流れやすい立地の茶園では、右図のような現象は解消され、空気が停滞しやすい茶園では寒害や高温障害の被害にあいやすいといえます。


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