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基本編ロゴ[生理生態]4.枝茎の機能


◆C010.枝茎の機能

枝は、根が吸い上げた栄養分を運ぶ通路であり、茶樹を支える役割ももっています。枝にも古い枝と若い枝があり、先端の茎部分がある。最も大切なのは茎の部分で、芽の伸びに影響します。右図のように、先端から出る芽を頂芽(チョウガ)と呼び、太い茎から出た頂芽はとてもよく伸びます。
剪枝作業は、茶樹の生育に大きく影響します。枝部分があまり細く別れてしまうと、茎が細くなってしまう。それではいい芽が採れません。望ましい茎を出せる位置で剪枝することにより、分枝数や芽数をコントロールする部位が枝です。管理上注目すべき部位です。

太い枝

◆C011.細い枝とはどのくらいか?

良質な芽を得るためには、1.8mm以上茎の太さがほしい。そのためには、剪枝のときに枝が細く別れている下の位置で切ります。では、切るべき「細すぎる枝」とはどのくらいか?マッチ棒の直径が2ミリですから、肉眼でそれよりも細く見えたら切ると判断していいでしょう。


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