基本編ロゴ[管理手法]7.枠摘み調査の事例

◆B013.木村先生の枠摘み調査結果評

[データA:芽数型の茶園]

右のデータは収量があがらないと相談を受けて訪問した先の茶園です。調査結果では枠収量が26.3gで摘採面積率90%で計算すると収量は591.8kg/10aです。
ここで理想的な収量構成を一芽重0.5g、摘採芽数60本とした場合、予測収量は675kg/10aとなります。 この目標に対して一芽重は0.48gと近いのですが、芽数が足りません。
その原因を追求したところ、無効芽が多くあることがわかりました。有効芽数を高めて良質生産を図るには、枝の構成を改善する必要があると思われます。

枠摘みデータの例:A茶園/2001.05.01
調査項目
被覆園
無被覆園
平均
枠収量(g)
28.3
24.3
26.3
出開き(本)
43.7
33.0
38.4
未開き(本)
17.3
16.7
17.0
合計芽数(本)
61
49.7
55.4
出開き率(%)
71.6
66.4
69.0
一芽重(g)
0.47
0.49
0.48

[データB:芽重型の茶園]

右のデータは前年更新した茶園を調査した結果です。出開き率だけを見ると66%と摘採適期に見えますが、芽長がとても長く一芽重も平均で0.76gと重くなっていました。これは「芽に伸びる力がある」ということですから良いことですが、全体的に見て1本あたりの芽が大きくなりすぎていて、枠収量を換算すると1,000kg/10a程の収量になります。此の場合品質重視で摘採するならば、浅摘みするか摘採時期を3〜4日早めた方がよいと思います。

枝の構成を改善するために更新を行った茶園ですから、このように太い枝をつくって二・三番茶と摘採すれば芽数が増えます。

枠摘みデータの例:B茶園/2001.05.07
調査項目
1(頂部)
2(北側)
3(南側)
平均
枠収量(g)
42.96
39.89
48.27
43.71

摘芽重(g)

37.27
31.60
38.78
35.88
出開き(本)
22
30
42
94
未開き(本)
20
12
15
15.67
合計芽数(本)
42
42
57
47
出開き率(%)
52.38
71.43
73.68
66.67
一芽重(g)
0.887
0.752
0.680
0.763
平均芽長(mm)
80.43
56.80
68.60
平均葉数(枚)
3.40
3.15
3.05
全芽長(mm)
全芽長(g)
1.32
1.47
1.39
1.39

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