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京都の一保堂茶舗は、創業280年余というお茶の老舗です。その本店は京都寺町通りにあり、アンティークショップや和紙店などが立ち並ぶ瀟洒な町並みの中で、昔ながらの商家の店構えを今に伝えています。少し敷居が高いように感じますが、大きな戸を開けるとお茶の香りと「いらっしゃいませ」の声に迎えられ、気軽にお茶を楽しめる雰囲気です。
ところで写真の茶色いのれん、六月一日には清々しい白地ののれんに替わります。 二階の簾や客席の座布団など、店全体が夏のしつらえとなり涼しげな姿で夏を迎えます。こんなところにも京都らしい季節の暮らしを大事にする、老舗の心が感じられます。
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一保堂茶舗
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お店に入って正面は茶びつが積まれた茶の売り場で、壁面の古い茶壺がお店の伝統を感じさせます。そして、入口からすぐ右手に併設の喫茶室「嘉木(かぼく)」があります。4卓ほどのテーブルが配されたこじんまりした店内は華美でなく清潔感があり、軸や生花に季節の心遣いがほどこされた落ち着いた空間です。
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喫茶室嘉木
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メニューは抹茶、玉露、煎茶、ほうじ茶、玄米茶など。お茶と一緒にポットが運ばれてきて、自分でお湯をそそいでお茶をいれます。もちろん店員さんが親切におしえてくれますし、いれ方の説明が丁寧に書かれたリーフレットが添えられてきます。それによると、玉露は湯冷ましを使わずに、3つの茶わんでお湯を冷ましてから、急須にいれられたたっぷりの茶葉にそそぎます。この方法ですとお湯の冷ましかげんがわかりやすく、家庭でもやってみたくなります。メニューは他に、抹茶には濃茶と薄茶、夏期には冷抹茶があります。すべてのお茶に付く季節のお菓子は、毎日または数日ごとに替わるおたのしみのひとつ。テーブルの上の小さな空間で京都らしさを満喫できます。
MENU (すべてお菓子付)
濃茶「青雲」 \500
薄茶「明昔」 \300
玉露「麟鳳」 \500
煎茶「芳泉」 \350
極上ほうじ茶 \240
極上玄米茶 \240
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MENUは一部です。
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また、嘉木で使われている大きな屋号の染められた急須と茶わんのセットは、すくない湯量でも茶葉が浸る機能性の高い形、どこから見てもバランスのよいフォルムで、とてもよいデザイン。パッケージやオリジナル茶筒など、店のセンスの良さも魅力のひとつです。
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玉露\500(お菓子付)
ほうじ茶\240(お菓子付)
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嘉木でお茶をいただくと、お茶のおいしさを知ることはもちろん、自分でお茶をいれるのが上手になったような気がします。この「お茶通になれたような気分」はなかなかよいもので、帰りには茶葉をいただいて帰りたくなります。大きな茶壺が並び、墨で書かれたお品書きの美しい茶銘の数々から店の伝統が伝わってきて、お茶を選ぶのが楽しくなりそう。平日でも忙しそうなお店ですが、店員さんに相談するといろいろなことをおしえてくれて、お茶の知識も豊富になります。
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寺尾千佐子さん
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お客さまにくつろいでいただきたい
お店には、観光でお越しになられた遠方のお客様、お散歩のついでにお立ち寄りくださる長年の常連さん、いろいろな方にお越しいただいています。こういうお店ですから、お客様とのお付き合いはそれは永いものですし、新しいお客様には「気に入っていただけたらこれからの末永いお付き合いを大切にしたい」という気持ちで接しています。お席に限りがございますのでお待ちいただくこともしばしばですが、お越しいただいたお客様には一保堂のお茶をゆっくりと味わってくつろいでいただきたいと思っています。
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住所:京都市中京区寺町通二条上ル
TEL:075-211-3421
営業時間: 喫茶室 11:00〜17:00
本店 9:00〜19:00(日祝18:00)
定休日:なし(正月休)
席数:テーブル:16席
アクセス:地下鉄 東西線「京都市役所前」から徒歩5分
京阪電車「三条駅」から徒歩10分
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