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タイトル  

[お茶の郷]金谷町金谷

「お茶の郷」は、国道473号線を牧之原公園入口から100mほど南にあります。お茶の郷は「学ぶ、味わう、体験する」をテーマに1998年に立てられた施設で、多くの観光客やお茶に興味のある人が訪れています。展示物や喫茶コーナーでたのしくお茶の世界に触れるだけでなく、学術的な会議や一般向けの講演会が催され、お茶の情報スペースとして充実した活動が行われています。

 

お茶の郷案内

住所: 〒428-0022静岡県榛原郡金谷町金谷3053-2
TEL:0547-46-5588 FAX:0547-46-5577
交通: 東名高速道路牧之原ICから約10分
JR金谷駅から徒歩20分
開館時間: 博物館・庭園/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
茶室「縦目楼 」/9:30〜16:00(入館は15:30まで)
定休日: 年末年始
および2,3,7,9,10,12月の第1第3火曜日(祝日の場合翌日)
入場料:
大人・大学生・高校生
小・中学生
個人
600円
300円
団体(20名以上)
500円
250円
特別展は別途料金が必要となる場合があります。
茶室料金は500円で、博物館とセット料金は100円引。

 

お茶の郷
お茶の郷
お茶の郷展示室
展示室インフォメーション

[茶室]

茶室と庭園は、奇麗寂(きれいさび)といわれる遠州流を復元。茶室の棟「縦目楼」には四室の茶室があり、書院づくりの「対雲閣(たいうんかく)」、鎖の間を再現した「臨水亭(りんすいてい)」、歌会などを催した遊興の場「向峯居(こうほうきょ)」が見学できます。
正座の視線を意識した綿密な設計、自然の趣を活かして四季のうつろいを現した庭園、庭園越しに望む富士山の景色。縦目楼は、計算されつくした建築技術の再現から、茶や歌に興じた江戸時代の粋人たちの暮らしぶりを堪能できる施設です。

縦目楼
庭園から見た茶室

[茶室・臨水亭(りんすいてい)]

茶室を見学すると、臨水亭で裏千家のお点前(薄茶・菓子付)を受けられます。入口から書院「対雲閣」を通り、廊下を経て「臨水亭」へ。ここは九畳の鎖の間と六畳の次の間の二室で、炭を施した木部に朱の土壁が少し色気のある華やかな造作。菱格子の欄間や違い棚、付書院など見どころが多くあります。

 

鎖の間

次の間上段脇の奥まった一畳(釜が置かれているところ)が手前座。釣釜用の蛭釘(ひるくぎ)が打たれていて、ここに鎖で釜を釣って棚ものの茶をしたことから「鎖の間」と呼ばれます。

茶室「臨水亭」
鎖の間

[庭園・向峯居]

庭園は後水尾院仙洞御所の東庭を復元したもので、隠居した後水尾院が市中にありながら俗世と離れて静かに暮らすための工夫が随所に見られます。
後水尾院は、庭園中央の「中の島」をぐるりと囲む水路に舟を浮かべて遊び、茶室と中の島とを結ぶように建てられた「向峯居」では、夏場に涼を求めて人々が集まり歌会を催されました。 切石の直線的なイメージと、不規則な岩組とを組み合わせた人口と自然の融合による対比性の協調や、細長い流れに千鳥に架けた八橋など、人の視線と自然の表現の仕方を計算した数寄の世界の極みが表現されています。

向峯居
向峯居

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お茶街道文化会
主催:カワサキ機工株式会社