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[菊川坂・復元された石畳入口]金谷町菊川字東坂

東海道は、諏訪原城跡入口から30mほど西にある交差点を直進して「菊川坂」の下り口へと続きます。菊川坂とは、牧之原から菊川の里までの急斜面が続く坂道で、およそ700mの道のり。
右写真は、諏訪原城跡側に復元されている菊川坂石畳です。この道は観光用に100mを復元したもので、江戸時代には石畳の道ではなかったそうです。

菊川坂下り口
菊川坂下り口

[菊川坂・江戸時代の石畳]金谷町菊川字東坂

急な斜面が蛇行して続く菊川坂。ここは、青ねばというすべりやすい土質のため、江戸時代には石畳が敷かれていました。昭和30年代に石畳の上からコンクリート舗装されて現代的な道となり、その姿を見ることはできませんでしたが、金谷町教育委員会による調査によって、コンクリート舗装の下に江戸時代の石畳が現存することがわかりました。
今回、地元のみなさんが参加して行われた発掘調査で発見されたのは、江戸時代の石畳93m。時代は少なくとも今から150年以上さかのぼるとのことで、部分的に破損しているものの往時の面影を十分に残しています。
また、 古老の話ではさらに菊川の里寄りの坂道にも江戸時代の石畳が現存する可能性が高く、今後の調査発掘に関心が高まっています。金谷町では、江戸時代の石畳の道に実際に触れてもらいながら保全していく方向で、2001年の東海道400年祭にあわせた整備を目指して事業が進められています。

江戸時代の菊川坂石畳
発掘された江戸時代の石畳
石畳アップ
石畳には山石が使われた

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主催:カワサキ機工株式会社